現在成年後見人として受任している被後見人さんは知的障がいを持つ50代の男性だがただ単に障がいを持っているからという理由でワクチンの優先順位は高いというものではないようで、まだ接種券の話は来ていない状況である。
接種の方法としては個人接種と作業所での職域接種が考えられるがそれより重要度の高い問題としては成年後見人には接種等の同意権がないことにある。
これは医的侵襲に当たるという理由で予防接種はおろかMRIなどの検査ですら本人の意思が必要とされるとされ、成年後見人の実務でかなり頭を悩ませる問題となっている。幸い私の場合は被後見人さんのご家族から協力を得られているので何とかなっているがそうじゃない成年後見人はかなり大変だと聞いている。。
被後見人さんが在宅なのか施設なのかでも対策は変わってくるが、基本的な考え方は同じで周囲との連携となってくる。